このチュートリアルでは、簡単な斧モデルの作成方法を学びます。また、ポリゴン・サブディビジョンモデリングでの最初の理解を得る事もできます。

もしまだならばオブジェクトとタグによく慣れるように、最初のチュートリアルを行ってください。

1. 最初に立方体の作成
まずシンプルな立方体オブジェクトを作成します。各プロパティーをそれぞれ、 "幅 (X)" を 3.0 、"奥行き (Z)" を 0.5 、"幅 (X)" を 5.0 に設定します。"オブジェクト編集可能にする" メニューコマンドの実行後、立方体はポリゴンツールで編集できるローポリゴンオブジェクトに変わります。編集モードも自動的にポリゴンモードに変わります。立方体は右のようなオブジェクトになっているでしょう。


2. 斧の外形の作成
移動変形ツールを使用して、メッシュを右のような形にします。


3. 持ち手の作成
斧の持ち手を作るために、持ち手の貫通部分のポリゴンを選択し、その選択ポリゴンに内側に押し出しを実行します。

持ち手の出っ張り部分を作るために、すでに選択されているポリゴンに押し出しを少しだけ実行します。次に、持ち手の下部分についても同じように作業します。


4. 斧を鋭く
斧の刃先がまだ鋭くないので、ポリゴンの終端を接合して鋭くしなければいけませんね。ポイントモードに切り替えて、ポイントを接合を使用して、この作業をしてください。(訳注:ポイントモードの方が、ポイントが見えるので作業しやすいですが、特にポイントモードに切り替える必要はありません。ポリゴンモードのままで、作業できます。)



5. マテリアルの適用
斧が、それらしい形になってきました!次に色を付けてみましょう。
まず、斧のマテリアルを作成します。とりあえず、シンプルな灰色と茶色のマテリアルで充分でしょう。次に、持ち手部分のポリゴンをすべて選択し、3D ビュー上の持ち手の部分に茶色のマテリアルをドラッグ&ドロップします。持ち手が茶色に変わりました。最後に、灰色(鉄)のマテリアルで同じように作業します。斧の刃の部分のポリゴンをすべて選択し、3D ビュー上の刃の部分に、灰色のマテリアルをドラッグ&ドロップします。
これで、斧が色付けされました。


6. メッシュをスムースに:最初の挑戦
試しに "ツールポリゴンツール細分化 キャトマルクラーク" コマンドをを斧オブジェクトに適用して見ると、期待したような結果にはなりません。


7. ハードエッジの追加
まずハードエッジを設定しなければなりません。ハードエッジは、サブディビジョンサーフェス(細分化された表面)上で、鋭い部分になります。エッジをハードエッジとして設定するには、エッジモードでエッジを選択し、"選択ハードエッジを設定/解除" コマンドを適用します。ハードエッジとして設定されたエッジは、エッジモードの時青色で表示されます。現在選択中のエッジは、選択範囲のハイライトでこれらを赤色で表示するので、青色では表示されない事に注意してください。


8. メッシュをスムースに:2度目の挑戦
再度 "ツールポリゴンツール細分化 キャトマルクラーク" コマンドを適用してみると、今度は期待通りの結果になるでしょう。後からメッシュを調整したい場合には、サブディビジョンオブジェクトを使用する事も可能です。(訳注:4.3 ではサブディビジョンオブジェクトは削除されているので、同じ機能のサブディビジョンモディファイアを使用します。)


9. 完成
このチュートリアルのサンプルファイルは、Cheetah3D に同梱されている example フォルダにあります。

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