UV マッピングタグ

訳注:4.3 でUV マッピングタグは削除されました。このタグはファイル互換性のためにのみ残されています。 オブジェクトの UV マップを編集する場合には、UV マッパーツールを使用します。
UV マッピングタグは、UV マップの編集機能でポリゴンオブジェクトを拡張します。これらマップの座標は、オブジェクトにテクスチャを適用する場合に必要になります。UV マッピングタグはポリゴンオブジェクトにのみ適用する事ができます。
注意: UV マッピングタグは、Cheetah3D の様々な 3D ファイル書き出しの際に UV 座標を書き出します。UV 座標が書き出されるべきすべてのオブジェクトは、もし標準の UV 座標のみを使用する場合でもUV マッピングタグを持っていなければいけません。(訳注:この記述は情報が古く間違っています。UV マッピングタグは 4.3 から削除されたので、書き出す際には特にこのタグを付ける必要はありません。)
UV マッピングタグは、それがタグでもありツールでもあるので、Cheetah3D のまず最も混乱するものの1つです。しかし、それに慣れたならば、全く便利である事がわかるでしょう。きちんとUV マッピングタグを使用するために、これが内部的にどのように働くかを理解する必要があります。ここに、それぞれ異なる結果のUV マッピングタグが適用された3つのオブジェクトファミリーがあります。
- パラメトリック ポリゴンオブジェクト
パラメトリックポリゴンオブジェクトにUV マッピングタグを適用して、UVマッピングタイプを "UV マッピング" に設定した場合、このオブジェクト標準の UV 座標が使われます。すべてのパラメトリックポリゴンオブジェクトは、1セットの UV マップ情報を持っていますが、この標準の UV マップがあなたの要求を満たさない場合、Cheetah3D が提供する他のマッピングタイプを選ぶ事が可能です。このマッピングタイプは、ポリゴンオブジェクトにUV マッピングの標準の UV マップを上書きします。
- ロー ポリゴンオブジェクト
ロー ポリゴンオブジェクトは、標準の UV マップ情報を持っていないので、これらのオブジェクトに UV マップを割り当てる作業が必要になります。(訳注:オブジェクトがどのような UV マップを持っているかは、UV エディタで確認できます。)ロー ポリゴンオブジェクトの場合、ポリゴンの選択範囲に UV マップをマッピングする事が可能です。ポリゴンの選択範囲に UV マップを割り当てる方法を学ぶために 例 2) を見てください。また下の "保存" プロパティについても注意して下さい。
- クリエータオブジェクト
クリエータオブジェクトも、また標準の UV マップを持っていますが、通常これらはクリエータオブジェクトを構成する小オブジェクトから継承したものです。小オブジェクトは、クリエータオブジェクトが標準 UV マップを計算できるように、正確に適用されたUV マッピングタグが必要です。他の振る舞いについては、パラメトリックオブジェクトと同様です。
プロパティ
- 位置: テクスチャマッピング形状の位置。この値はUV マッピングタグが選択されている場合、移動ツールで編集する事もできます。
- 回転: テクスチャマッピング形状の回転。この値はUV マッピングタグが選択されている場合、回転ツールで編集する事もできます。
- 拡大縮小: テクスチャマッピング形状の拡大縮小。この値はUV マッピングタグが選択されている場合、拡大縮小ツールで編集する事もできます。
- スケールを合わせる: タグオーナーのバウンディングボックスのサイズにUV マッピングの "拡大縮小" プロパティを調整して設定します。
- UVマッピングタイプ:
- UV マッピング: 3つの振る舞い:
- タグがパラメトリックポリゴンオブジェクトに適用されている場合、標準 UV マップが使われます。
- タグがクリエータオブジェクトに適用されている場合、UV マップは小オブジェクトから継承されます。
- タグがローポリゴンオブジェクトに適用されいる場合、保存された UV マップが使用されます。
- 球体マッピング: 球形のテクスチャマッピング形状
- 立方体マッピング: 立方体テクスチャマッッピング形状
- 平面マッピング: 平面テクスチャマッピング形状
- 円筒マッピング: 円筒テクスチャマッピング形状
- 正面マッピング: スクリーン空間(3D ビューの表示空間)による UV マッピング
- マップ: UV マップの適用範囲がポリゴン全体か、選択範囲のみかを設定します。
- オフセット (U): U マップのオフセットを追加します。
- オフセット (V): V マップのオフセットを追加します。
- 拡大縮小 (U): U 値を乗算する拡大縮小値
- 拡大縮小 (V): V 値を乗算する拡大縮小値
- 保存: 保存ボタンは、ローポリゴンオブジェクトに UV マップをマップしたい時にのみ必要です。"UV マッピング" 以外のマッピングタイプを使用している場合、UV マップは3D ビューの表示用に計算され、UV マッピングには書き込まれませんが、UV マッピングに書き込むには、この保存ボタンを押します。1度押されると、新しく適用された UV マップがクリエータオブジェクトで利用可能になり、書き出しファイルにも使われます。
この操作の利点は、UV マップをすでに持っているモデルを作成できるという事です。例えば、編集可能にしたパラメトリックオブジェクトを作成した時に、他に頼る事なく UV マップを調整する事ができます。新しい UV マップがUV マッピングタグに保存されるように、保存ボタンを押さなければいけませんが、もし UV マップがむちゃくちゃになってしまった場合、UVマッピングタイプを "UV マッピング" に戻すだけで、最後に保存した状態に戻す事ができます。
例 1)
パラメトリックポリゴンオブジェクトへの、UV マップの設定:
- オブジェクトを選択
- UV マッピングタグを追加
- UVマッピングタイプを選択し、必要であればマッピング形状を調整します
- 完成です
例 2)
ポリゴン選択範囲への、UV マップの設定:
- ローポリゴンオブジェクトを選択
- UV マッピングタグを追加
- ポリゴンモードに切り替え
- UV マッピングタグの "マップ" プロパティを "選択範囲" に設定
- UV マップを設定したいポリゴンを選択
- UV マッピングタグの "UVマッピングタイプ" プロパティを設定
- 移動変形ツールツールでマッピング形状を調整。マッピング形状を調整するためにUV マッピングタグが選択されている必要があります。
- 調整が終了したら、保存ボタンを押します。新しい UV マップがUV マッピングタグに書き込まれました。
- すべてのポリゴンに UV マップを設定するまで、手順 5 に戻って続けます。
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